1989-06-09 第114回国会 参議院 本会議 第14号
竹下政治が国民の信頼を失って倒れたように、消費税は国民の納得と理解を得られず国民の強い反発を受けております。公約違反と三百議席のおごりでつくった消費税を廃止することが新政権に課せられた使命と考えますが、総理いかがですか。次に、国民の重大関心事である年金法改正問題について伺います。現在、国民の皆さんの感じている不安の最大のものは老後の生活であります。
竹下政治が国民の信頼を失って倒れたように、消費税は国民の納得と理解を得られず国民の強い反発を受けております。公約違反と三百議席のおごりでつくった消費税を廃止することが新政権に課せられた使命と考えますが、総理いかがですか。次に、国民の重大関心事である年金法改正問題について伺います。現在、国民の皆さんの感じている不安の最大のものは老後の生活であります。
私は、竹下政治に対するむなしさと怒りに燃えたぎる気持ちの重なりで、複雑にして憤りのやり場がないのであります。私自身、はらわたが煮えくり返る思いで今この壇上で総理の責任を問いただしているのであります。 新聞、テレビ等の報道機関が最近行った国民の政治意識調査は、そのことを端的に裏づけているのであります。
そして第三は、こうした恥も外聞もなくした竹下政治によって、国民の政治に対する不信感を最悪の状況に追い込んでいるという過ちであります。 総理が犯したこの三つの過ちは、我が国の政治、経済、社会、文化のあらゆる面にわたって根幹をなす民主主義、議会政治を真っ向から否定するものであります。もはや、国民と永田町の間における信頼感の欠如の深刻な拡大を放置することは許されないのであります。
○草野委員 竹下政治に対する国民の感想というものは、非常にわかりにくい、こういうような指摘が割合に多いのですね。その典型的な例が「ふるさと創生論」じゃないかと思うのです。私も地方行政委員会のメンバーでございますので、委員会におきましては梶山自治大臣からこのことにつきましてはしょっちゅう話は伺っております。
私は、これこそまさに今竹下政治が問われておる最大の国民からの指摘だと思います。この問題については、ぜひひとつ総理のお考えをお聞きしたいと思います。
それにこたえなければ、竹下政治は全くそれに背を向けるということになりますので、ぜひひとつ具体的に、例えば印紙税でもって検討していくというふうなことも含めてもう一度お尋ねしたいのですが、もうよろしいです。ぜひひとつこれは踏み込んだ最終的な態度をお願いしたいと思います。 それから土地税制。
ところが竹下政治は、依然として防衛予算を突出させてGNP一%枠を突破させたことや、公約違反の大型間接税導入のたくらみ、経済情勢への正しい対応を欠いた縮小均衡の財政運営の固執などに見られるように、それは中曽根政治の継承そのものであります。前政権との違いといえば、中曽根前総理が得意とされたトップダウン方式ではなくて、根回しの重視という政治手法の相違にしかすぎないではありませんか。
その色合いというものが、僻村とおっしゃいましたが、確かに私の生まれ在所も僻村でございますが、そういうところから思いをいたしてみますときに、このいわゆる国土の均衡ある発展というようなものが私の長年の政治理念の中に存在し、そうした色合いが幾ばくかでも出てきておって、それが皆さん方の世論の環境の醸成とともに、これらの法律になって御審議いただいて今日に至っておるということから言えば、やはり竹下政治というものの
竹下政治の気配りというのは宮澤蔵相の手元に移しかえてくるとこういうことになるのかな。一番気配り、国民の声を大事にというようなことを言葉の上で言いながら、公聴会はろくに案がまとまってない、紙一枚の素案の中でさあ御意見をと言って派手ににぎやかに宣伝をしておやりになるが、しかし公述人についてはさまざま地方の業界その他団体がぜひ意見を述べたいと言っても受け付けないというような扱いをしております。
しかしながら、この間、国民の目に映った竹下政治の特徴は、一見、国民、その代表機関である国会において対話を進め、協調するかに見せながら、実は言語明瞭意味不明と評されるように、あいまいな言動を繰り返しながらなし崩し的に自分の主張を国民に押しつける極めて危険な手法であり、それはこの予算審議を通じて見られた減税問題、大型間接税の導入問題などから一層明らかになったと言わなければなりません。
いかにも竹下さんらしい気配りだが、いかに竹下政治哲学とも思える人間関係論をもってしても、消費一般に課税する税体系を掲げる限り、シャウプ税制以来国民の間に培われてきた租税の公平概念を転換させることは不可能であります。 売上税が廃案となったことへの無念を思うよりも、同じ性質や理念、体系を持つ税制はやらないとするのが民主政治の常道であります。
そうだろうと言って、何か言ってくるとその一つ一つに反論を加えて解明をしていこうということなんでして、貸し借りを通ずる人間関係を大事にするというのが竹下政治の真髄らしいが、永田町以外にこんなもの通用しませんよ。 ですから、今政治選択として間接税を税制改革の柱に据えなければならぬ根拠はないんじゃないですかな。四十年の昔とこれから何十年先、その真ん中が今だというのは、それは今でしょうよ。
つまり、そういう全体像をはっきりさせないというところに竹下政治がわからぬ、不安がある、こういうことになるんだと私どもは思うのです。 さて、遷都につきましてはいろいろと議論がある。しかし、これははっきりとその背骨を明確にしておかないと間違う。 東京集中がなぜ今皆の反省を促しておるか。首都ですね。これは政治の中心である。
次に、竹下さんの施政方針演説、承りましたが、どうも総花的で竹下政治というものが一体どこを目指しているのかわからぬという声も随分ございました。私は、そうではない、竹下政治の顔というものははっきりしているというふうに思います。それは、六十三年度予算を見れば私は明確ではないだろうかと思うんです。
竹下政治は国民の生命、安全よりも日米安保条約、軍事同盟が大事、こういうことなのですか。そうであれば、三宅島や逗子の住民に対し、安保は国是だと言い放った中曽根前内閣と何ら変わらないではありませんか。はっきりお答えください。
政治理念や平和概念の哲学を抜きにした政策論に終始するようでは、竹下政治は官僚行政の範疇を超えることはできないでありましょう。 現在、日本は経済、文化などの分野にとどまらず、外交、防衛などあらゆる面にわたって歴史的転換期に立っていると思います。これに対処するには、確たる理念のもとに誤りなき方針と政策が準備されなければなりません。
ひとつここで竹下ビジョンを、きょうは時間がないですからいいけれども、思い切った黒船時代の竹下政治ビジョン、これをいつの日にか伺わせていただきたいと思います。 質問を終わります。
○武藤(山)委員 竹下政治哲学を聞かしていただきました。やがて野党が政権をとるように、われわれも研さんに努めてまいりたいと思います。 さて、年金の問題であります。試算がいろいろ出ておりますが、長期収支見通しを見ると、公務員の一般組合関係は、昭和六十八年に収支がマイナスになる、積立金を取り崩していかねばならなくなる。